- Webサイト制作をしてるけど、UXデザインの知識を付けてスキルアップしたい
- よりユーザー目線で使いやすいWebデザインができるようになりたい
- コンバージョン率を上げてクライアントのビジネスに貢献したい
そう思っている方向けて書きました。
私はUXデザインの手法を取り入れてクライアントに提案を行ったことで、より効果が出るWebサイトリニューアルができ、かつ顧客から継続的なマーケティング支援の受注にもつながりました。
とは言っても、UXデザインの学習に力を入れ始めたのは2019年12月になってから。
UXデザインの知識・スキルを伸ばすために、「UX」と名のつく本と関連書籍は片っ端から買って読んできました。
この記事を読めば、Webサイト制作スキルにプラスして、UXデザインの知識をかけ合わせてクライアントのビジネスに貢献し、単価が高い案件を取得できるようになります。
紹介する本は全て読んでおり、その中でも特に実務で使えたものばかりを集めて紹介しています。
ぜひ最後まで読んでおすすめ書籍を手に入れてUXデザインスキルも身につけてください!
UXデザイン全般のおすすめ本
まずはUXデザインとはなんぞや、という全般を扱った本のおすすめです
UXデザインをはじめる本
タイトル通り、まさにこれからUXデザインをはじめるWeb制作者向けに書かれた本です。
内容としてはチームで働く前提で、UXデザインの概念を取り入れるところから入るので周囲にUXの理解を広めていくところはフリーランスには関係ないですね。。
ただ普段のWebサイト制作にUXデザインをどう無理なく取り込んでいくかについては詳細に解説されているので、Webサイト制作者でUXデザインの手法を取り入れたい人にとっては必須本だと思います。
UXデザインの教科書
その名の通りUXデザイン全般の教科書で、上記Webサイト制作に限らないUXデザインについて包括的に学べる本。
UXデザインについて一通り体系的な知識を得たいと思った時に重宝する本です。
ユーザーインタビュー関連のおすすめ本
ユーザビリティエンジニアリング
初版が2005年の古めの本ですが、ユーザーインタビューとユーザーテストの設計で特にためになりました。
ユーザーインタビューの具体的な進め方、インタビューの禁句など細かなポイントが解説されていて、ユーザーインタビューをするのであればぜひ読んでおきたい一冊です。
ちなみに「UXリサーチの道具箱」という本があるのですが、ユーザビリティエンジニアリングと同じコンテンツの使い回しが見られるので、「ユーザビリティエンジニアリング」を持っていれば買う必要はないです。
聞く力
阿川佐知子さんの本で、半分エッセイなのですが、ユーザーインタビューでも使えるテクニックが紹介されています。
特に「話が脱線した時の戻し方」「オウム返し質問活用法」など、非常に参考になりました。
その他「ユーザーインタビューをはじめよう」という定番本も買いましたが、私の場合はあまり活用しませんでした。
カスタマージャーニーマップ関連のおすすめ本
次にカスタマージャーニーマップ、カスタマージャーニーそのものを考える上でのおすすめ本です。
はじめてのカスタマージャーニーワークショップ
標題の通り、はじめてカスタマージャーニーワークショップをやる時に非常に参考にしました。
クライアント社員も巻き込んで行う場合、「なんでこんなことやるの」ということを説明する必要もあるのですが、事例も豊富なので実例を基に効果を説明するのにも使えます。
付録のアイコンも活用させていただきました。
マーケティングオートメーションに落とせるカスタマージャーニーの書き方
こちらはマーケティングオートメーション(MA)を使用する前提でのタイトルになってますが、MAツールを使わなくてもためになりました。
特にカスタマージャーニーの全体設計について詳しく書かれていて、マップ作成から施策への落とし込み方など非常に参考になりました。
売上につながる「顧客ロイヤルティ戦略」入門
タイトルにカスタマージャーニーと入っていないものの、顧客ロイヤリティを高め、LTV(ライフタイムバリュー)を最大化するためのカスタマージャーニーマップの描き方についての解説が詳しいです。
「カスタマージャーニーマップが失敗する理由」についても書かれており参考になりました。
UI最適化・Webサイト改善
コーポレートサイト含むウェブサイト全般のUI最適化です。
UXデザインは人間中心設計のプロダクト開発がテーマですが、UI最適化はより具体的なWebサイトデザインをユーザビリティとマーケティング観点から改善する意味合いで紹介しています。
だから、そのデザインはダメなんだ。
Webサイトのデザインでやりがちなダメなデザインと、良い例が共に画像付きで解説していく本。
Webサイトデザインリニューアル時や、部分的な改修時に、「これだと見にくい・使いにくいよね」という確認・裏付けのためによく参考にしてます。
2万回のA/Bテストからわかった 支持されるWebデザイン事例集
上記本と似た構成ですが、出てくる例がスマホが多く、スマホのUIの改善に使える本。
ABテストツールのカイゼンプラットフォームでABテスト済みでデータで実証された改善ばかりなので、自らの案件に応用すれば「車輪の再発明」も防げる良書。
LPに特化した最適化(LPO)については別記事で紹介してるので、LPOも参考にしたい場合は以下の記事をどうぞ!
心理学xデザイン領域
最後に紹介するのは、認知心理学とデザインをクロスオーバーする分野です。私自身心理学専攻であったので、心理学的見地からデザインを論じた本は個人的にとても興味深く面白いので紹介します!
今まで紹介してきた本より実用度は若干下がるのですが、それでも理論を知っておくとより根拠を持ってビジネスに貢献できるデザインを提案できるようになるので、ディレクターであっても知っておくべきかと思います!
インターフェースデザインの実践教室
実践的な内容で、画面設計においてユーザーに意図したように行動してもらうために、気をつけるべきポイントについて心理学的視点から紹介されている良書。
心理学xUIデザイン領域の本を読むならまずこの一冊を読むといいと思われる。
インターフェースデザインの心理学
上記「実践教室」よりもより理論に寄った内容。100の理論と、書く理論をユーザーインターフェース上でどう生かしていくかポイントが箇条書きされている。
UIデザインの心理学
内容はインターフェースデザインの心理学とかぶる点も多いが、図解のわかりやすさで言うとUIデザインの心理学の方がわかりやすいかも。
インターフェースデザインの心理学かUIデザインの心理学どちらか持っておけばOK。
「人を動かす」広告デザインの心理術33
上記のUIデザインがアプリやスマホのデザインとしたら、こちらはグラフィックデザインを中心に解説されている書籍。
内容としては1つずつ広告を取り上げて使われている心理術を紹介している。
上記どれも単純な読み物としても楽しめる一冊です。
この手の本はすぐに実務に応用できる、というよりかは、まずさらって読んでおいて実務をやる中で「確かこんな理論があったはず」と辞書的に使うのがいいと思います!
プロジェクトの進め方については経験者に聞くのが一番おすすめ
本を読んで知識は得られますが、実際の実務でUXデザインの手法を取り入れてどうプロジェクトを進めていけばいいか、不安になりますよね。
ユーザーインタビューの段取り、スケジュールの組み方、ワークショップの段取りなど、初めてでかつフリーランスで行うには経験がなさ過ぎて時間の見積もも一苦労。。
私の場合は、知り合いの伝手をたどり経験者を紹介してもらって直接アドバイスをもらいました(いくらかお金を支払って)
やっぱり直接話しを聞くのが一番疑問点が晴れるので、不安がある方はぜひ経験者に話を聞くのをおすすめします!
以上、参考になれば幸いです!
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