UI・UXデザイナー、Webデザイナー、Webディベロッパーの海外就職!ジュニアに求められるスキルレベルと仕事をゲットする6つの方法

ジュニアのポジションのゲットとスキルレベル

先日のFrogの就職者座談会に登壇しました。当日はたくさんの方々に来ていただいたのですが、ジュニアのポジションにどれくらいの技術レベルが求められるか、質問がありました。

私も、未経験で学校出たてから一番初めの就職先を決めるのが一番難しいと実感しているので、就活していた頃はジュニアレベルに求められる技術力がどの程度なのかとても気になりました。今回は、カナダにおいてUI・ UXデザイナー、Webデザイナー、Webディベロッパーの各ジュニアレベルに求められる技術力と、ジュニアの職をゲットする上でのアドバイスをまとめてお伝えします!

ジュニアで求められる技術レベルを知るためには

ジュニアで求められる技術レベルを知る為には、一番いいのは募集要項を見てみること、そして幾つか選考を受けてみることです。私が2、3個の募集要項を読んで2016年5月現在で求められるスキルをUI・UXデザイナー、Webデザイナー、Webディベロッッパーの3つの職種でまとめてみました。また今まで技術課題を受けてきて最低限これぐらいは求められているなという大体の目安も書いてみました。



UI・UXデザイナーの場合

UI・UXデザイナーとWebデザイナーの一番の相違点はUI作成用のツール、デザイン専用の社内共有ツールが必須スキルに入ってくる点です。私が募集要項を見た中では以下のツールのどれか、または複数が使えることを必須事項に挙げている会社が多かったです。

モックアップ・UI作成ツール

モックアップ共有ツール

また、

  • HTML5
  • CSS3
  • Bootstrap(プロトタイプを時間をかけずに作るため)

は必須、もしくはできることが望ましい、となっていることが多いです。

UI・UXとひとくくりにしているところは大抵小さなスタートアップで、ある程度の規模になってくるとUIとUXを分けて募集しています。その場合よりUIはUIに特化した技術(Photoshop、Illustrator、Sketch、InVision、他)が求められますし、UXであればアーキテクチャやタクソノミー構築のスキル、ユーザー調査をUXに落とし込むスキルが求められます。

またUI・UXデザイナーはまだ職業的にも比較的新しいのでジュニアでの募集はあまり多くはありません。今のところWebデザイナーやグラフィックデザイナー、または関連の職種で経験を積んだ人がなることが多いです。

ジュニアのUI・UXデザイナーにはどのくらいのスキルレベルが求められるか

Sketch、 BalsamiqといったUI作成ツールは支障なく使えるレベルが求められます。加えてHTML5とCSS3で簡単なWebサイトが組めることも必須です。頭の中にあるデザインアイデアをツールを使ってすぐにプロトタイプに落とし込むことができることが最低限求められていると思います。また自分のデザインを根拠を持って説明できる高いコミュニケーション能力が求められるのも特徴です。英語力という面で日本人には少しハードルが高い職種だと思います。

Webデザイナーの場合

Webデザイナーの場合は紙媒体が入ってくるかどうかで求められるスキルが変わってきます。紙媒体が入る場合はWeb・Graphic Designerとして募集をかけていることが多いです。紙媒体も入るとよりグラフィック重視になるためInDesignが入って来ることもありますし、印刷する時のことも含めてデザインを考えられる知識が必要となります。

紙媒体が入る場合であれば、

  • Photoshop
  • Illustrator
  • InDesign
  • Dreamweaver/Sublime Text
  • HTML5
  • CSS3
  • SASS
  • Email Template(Emailキャンペーンをやる会社であれば)

という内容になることが多いです。

Webのみの場合は上記の中からInDesignが外され代わりにもう少しWebデザインの専門性に特化した形になります。具体的にはInDesignを除く上記に加えて、

  • Responsive Web Design
  • JavaScript/jQuery

などのスキルが加わります。また会社のWeb担当となる場合はソーシャルメディアの運用も募集要項に加わることが多いです。またWordpressも扱う会社であればWordpressも加わることがあります。

ジュニアのWebデザイナーにはどのくらいのスキルレベルが求められるか

Webデザイナーの場合はPhotoshopでの写真のレタッチ、合成など基本的な画像編集はサクッとできる必要があります。また会社によってはIllustratorでのイラスト作成も加わることがあります。HTML5、CSS3、SASS、Wordpressについては一通りWebサイト制作、Wordpressのテーマ制作ができること、ワークフローを理解していることが求められます。

ライブラリを使わずJavaScriptでゴリゴリ書けることは求められませんが、例えばTopに戻るボタンなどjQueryで簡単に実装できる機能についてはjQueryのスキルも求められます。またクライアントに対してプレゼンテーションをすることもあるので、コミュニケーション能力も求められます。

Webディベロッパーの場合

Webディベロッパーの場合はより開発に特化したスキルが求められます。WebDesignerとは違いPhotoshop、Illustratorのスキルはそこまで求められません。その代わり、

  • HTML5
  • CSS3
  • SASS/LESS
  • JavaScript/jQuery
  • AJAX
  • JSON
  • PHP
  • MySQL
  • Gulp/Grunt
  • Git
  • Linux(SSH、Bash)
  • Responsive Web Design

が最低限加わります。またEコマース系のサイトも担当する場合はShopifyがここに加わることがありますし、WordpressやDrupalといったCMSが入って来ることがあります。

Webアプリケーションを開発しているところであれば追加で

  • RestAPI
  • AngularJS
  • ReactJS

などが含まれることが多いです。バックエンドの比重がより高い会社であれば、PHPフレームワークであるLaravelが入ることもありますし、オブジェクティブ指向のPHPが書けることが求められます。さらに会社によってはRubyを使ってる会社もありますし、MySQLがPostgreSQLに置き換わることもあります。こう書くとWeb Developerが一番幅が広いかもしれません。

ジュニアのWebディベロッパーにはどのくらいのスキルレベルが求められるか

上記のように会社によって求められるスキルが様々なのですが、

  • HTML5、CSS3、SASS、JavaScript/jQueryを使用してフロントエンド開発ができること
  • PHP、MySQLなど基本的なバックエンドの動きも理解し、コードが書けること
  • ResponsiveなWebサイトが制作できること
  • Gulp/Gruntのタスクランナーである程度のタスクが組めること(複雑でなくてもnpmのサイトを見て自分なりに組める)
  • WordPressでテーマ開発ができる(Wordpressが必要な会社であれば)
  • Git(ステージングに上げる、コミット、リモートにプッシュ、フェッチ、プル、チェックアウトなど基本的な操作を理解している)
  • SSH、Bashの基本的操作ができる

というのが最低限求められるスキルレベルです。しかしジュニアレベルでは全ての技術においてそこまでバリバリできることは求められません。それぞれの基本が理解できている、身についていることが重要だと思います。

それでは、いかにしてジュニアのポジションの職をゲットするのか。私の今までの経験と周囲のケースを見て6つにまとめてみました!

どうやってUI・UX、Webデザイナー、ディベロッパーのジュニアの仕事をゲットするか-考え得る6つの方法

ジュニアのポジションの募集の多くは最低2年、もしくは1年その募集職種での経験があることが募集要項に書かれていることが多いです。この1年、2年の穴をどう埋めるかですが、この期間はあくまで目安であるので、最低限1社は実務経験があるといい、と置き換えてもいいと思います。それでは未経験でどうジュニアの職をゲットするか、私の知ってる限りでは以下の6つが挙げられます。簡単なものから順次紹介していきます!

学校からの紹介

これが一番手取り早いですね!私のVanartsの後輩はたまたまその時学校の紹介があり就職が決まりました。ただこれは毎回あるわけではないので運に左右されやすいです。(BCITでもVanartsでも入学すれば常に仕事を紹介してくれるとは限りません。)

インターンから始める

学校の紹介以外で最もスムーズに業界に入る方法がインターンから入る方法です。前回の座談会に登壇したKayさんはBCITのプラクティカム中にインターンをして、その後制作会社に入りました。(KayさんのBCITのプラクティカムについての記事はこちら

インターンをすることで次につながりやすい理由の一つが、インターン先からリファレンスが出ることです。リファレンスとは第三者からの推薦状みたいなものですが、大抵前職の上司に頼んでリファレンスを出してもらうことになります。このリファレンスがあることでジュニアのポジションを得やすくなります。

何らかのコンテストに応募して賞を取る

何らかのコンテストに応募して賞を取ることも実績としてレジュメに書けるためいいと思います。これは私の場合ですが、たまたま地元の大学であるUBCの学生サークルがWebdesign Contestを主催していて、それに応募して賞を取ったことで履歴書に書ける実績ができました。またその後もサークルの方とやり取りして開発まで担当することで、コントラクターとして働いたという見せ方ができました。

自ら営業をかけて仕事を取ってくる

前述したティミー先生の場合は専門学校在学中に自ら営業かけて仕事を取っていったそうです。そして最終的にポートフォリオに10個も制作実績が載せられたようです。

学校課題だけではなく、やはり実績があるとないとでは大きな差です。もちろん学校の課題は第一優先にはすべきですが、学校の課題以外に一つでもお客さんのために働いたものがあるといいです。

話題になりそうなサービス・作品を作ってHackerNewsに投稿する

前回座談会に登壇したElleさんの場合はオープンソースの作品を作ってHackerNewsに投稿していたようです。HackerNewsとはY Combinatorというシリコンバレーの投資ファンドが運営するテクノロジー、スタートアップ、投資関係に関するユーザー投稿型のWebサイトです。作ったものがここで話題になればエンジニア・スタートアップ界隈で自分の名前を知ってもらえるようになります。

またGithub上に上げて紹介することでスターが付き、注目具合も伝えることができます。そういった実績を作ることでも採用担当の方の目に止まりやすくなります。

小さい会社または立ち上がったばかりの会社のWeb担当を狙う

小さい会社または立ち上がったばかりの会社のWeb担当として働くのもファーストステップにいいと思います。小さい会社で働くメリットは一人で担当する分野が広いため、いろんな分野の力がつくことです。特にデザイン・開発両方やりたい方であれば一つの選択肢として考えてもいいと思います。私の場合は社内唯一のWeb担当として、学校出たてだったにも関わらず、デザインから実装まで全て任せてもらえました。(もちろん実力不足でめちゃくちゃ大変でしたが同時にやりがいもものすごくありました。)

ただ立ち上がったばかりの会社の場合、雇用体系がしっかりしておらず、正社員(Employee)ではなくContractorのままとなるケースもあります。現に私の場合はずっとContractor(しかも税金負担は全て自分)でした(税金払うのしんどかったー!)またビザのサポートもしてもらえない可能性もあります。この場合はあくまでファーストステップとして考えた方がいいでしょう。

小さい会社/立ち上がったばかりの会社はどう探すのか

小さい会社だけIndeedで絞り込むのは難しいので、会社名が出ていればその会社のWebサイトを見て大体の規模感を掴むといいと思います。このような小さい会社のWeb担当を狙って検索することはしにくいのですが、見分けるポイントはあります。それは、募集要項にあまり詳しく書いていないところです。大概そういうところは求人まで手が回らない、またはあまり技術に詳しくない場合が多いです。例えばさくっと探した中ではこんな感じです。

Junior UI/UX Designer

We are looking for a junior designer who is talented and motivated. If you have skills in designing web and mobile UI and UX, send us your resume with a link to your portfolio. We are a small startup working on exciting projects and pay competitive salaries and benefits. This position is for our Princeton area office in NJ so only apply if you are local or can relocate.

Primoko-Inc : Junior UI/UX Designer

まとめると、

  • 学校の紹介を獲得する
  • インターンから始める
  • 自ら営業をかけて実績を積む
  • Githubに作品を上げてHackerNewsで作ったものを紹介する
  • コンテストに参加し賞を取る
  • 小さな会社のWeb担当者

となりそうです。もちろん、この中の方法以外にもいろんなパターンがあるのであくまで参考までに留めておいていただいて、様々な可能性を模索しながら就職活動を進めるといいと思います!

そしてFrogが今春から企業紹介を行うためのライセンスを取得したようで、Frogからももしかしたらお仕事を紹介してもらえるかもしれません。詳しいことはぜひFrogにお問い合わせてみてください。

FrogのWebサイトはこちら

それではみなさんが無事仕事をゲットできることを願っています。Have a good day!

注:今回はあくまで全く実務経験がない、未経験で就職活動をする場合です。日本で実務経験がある場合は実務経験という強力な武器を使って就職活動ができると思います。

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