今回は赤マーカーというライティング力アップのためのトレーニング法をお伝えします。もともとは英語での表現力をもっと高めたいなと思ったのがきっかけで、そいうえば英語の新聞記者ってどのようなトレーニングをしてるんだろうと思って検索したところ、この赤マーカーのトレーニング法を知りました。
赤マーカーとは!?
赤マーカーとは元ジャパンタイムズの編集長である伊藤サムさんが新人記者を特訓するために発案したトレーニング法です。やり方は簡単。自分の興味がある記事、読んだ記事をピックアップして、覚えたい表現を緑の暗記ペンで線を引いて、暗記用のシートで隠して覚えていくという方法です。伊藤サムさんのサイトのこのページの「英文記者の特訓例 ブランク埋め 英々」という項目で実際の画像も紹介されています。
そして私は、このやり方をWebサイトの記事をパソコンやタブレット上で実現できたらいいなと思い、Evernoteとエクステンションを駆使してがっつりIT化しました。その設定方法を紹介します。
エクステンション・アドオンとEvernoteを活用して現代版にアレンジ!
まずIT化後の赤マーカーの全体の流れは
- Web上で気になる記事を見つける
- マーカーを引く
- Evernoteにクリップする
- 買ってきた暗記シートで英語表現を隠して覚えていく
という流れになります。
それでは必要な環境設定を説明します。
Evernoteをインストールする
Webサイトの記事を取り込むためのEvernoteをインストールします。詳しいインストール方法は本家サイトに画像付きで紹介されているのでこちらの本家サイトで確認してください。
Evernoteのエクステンションをインストールする
次にWeb上の記事をそのままEvernoteに取り込むためのエクステンション、Evernote Web Clipperをインストールします。Chromeの場合はこちらから、Firefoxの場合はこちらからダウンロードできます。
マーカーのアドオン・エクステンションを入れる
Wenサイトにマーカーを引けるエクステンションを入れます。Chromeの場合はSuper Simple Highlighterというエクステンションを使います。インストールはこちらからできます。
デフォルトの色はシートで隠しても見えてしまうので濃いめに設定し直します。
色の設定はSuper Simple HighlighterのOptionsからできます。Chromeに表示されているSuper Simple Highlighterを右クリックし、Optionsをクリックします。

色の設定画面が出ますので、Green、またはRedの色を文字が隠れるよう濃い目に設定します。(暗記シートが赤であれば緑、暗記シートが緑であれば赤を選びます。)

Green/Redの上でクリックするとポップアップの画面でBackground Colorが選べます。クリックして濃い目の色を選択します。

ここは後でも調整できるので、シートで隠しても文字が見えてしまう場合は適宜調整します。
さらにキーボードショートカットを作成すると楽なのでその設定も紹介します。
Chromeに表示されているSuper Simple Highlighterを右クリックし、Manage Extensionsをクリックします。

エクステンションのページが表示されたら、下までスクロールしてキーボードショートカットをクリックします(私の場合は英語版のChromeが入っているので日本語版の場合は日本語表示されていると思います。)
Super Simple Highlighterの項目までスクロールし、Redであれば#1に、Greenであれば#4にショートカットキーを入力します。私はMacを使っているのでCommand+Eを設定しています。入力したらOKをクリックして画面を閉じます。

Firefoxの場合はWired-Markerというアドオンで実現できます!Wired-Makerは日本発のものなので日本語のチュートリアルが充実しています。Wired-Markerのチュートリアル
暗記シートと暗記ペンを用意する
ここだけはアナログになってしまうのですが、暗記用の緑シートを買ってきます。私はマーカーの色を濃い緑にして赤シートでやっています。
これで準備完了です。
どのような文にマーカーを引いてる!?
私は知らなかった単語、ネイティブならではの表現をしているフレーズ、文にマーカーを引いて覚えるようにしています。また分からない単語、うろ覚えの単語にも引いています。日本人ではなかなか発想しづらい英語ならではの表現というのはなかなか知らないと書けないので、そういった文は特にチェックしてますね。ただマーカーだらけだと覚える時に大変になってしまうので、マーカーは1記事の中で3割ぐらいに抑えていますね。(抑えるというか今のところ自然に3割以下になります。)
記事を3〜4分割してセグメントに分けて行う
もちろん最初は覚えていないので隠さずに読みます。この時私は音読するようにしています。そして1記事を大体3から4分割して、セグメントに分けてやっています。こうした方が一気に1ページを覚えるよりも覚えやすいです。
ただあまりゴリゴリと暗記はしていません。ある程度サイクル法を意識して1回で覚えなくてもいいやーぐらいに気持ちでやっています。ただ音読パッケージほど何回もサイクルを回すことはしていません。マーカーで隠した文を覚えたら次の記事に行くという感じです。どちらかというと「一期一会の音読」に近い形で取り組んでいます。
赤マーカーをやってみた結果・感想
赤マーカーで覚えた表現がそのまま英語圏での日常生活でも出てくることが結構あります。(この前Caveat:警告というのをとある記事で覚えたのですが他でも良く見る表現でした)あとまだ10記事ほどしか進めておらず、まだやり込みが足らないのでまたここで追記報告したいと思います!
やってみた感想としては自分でDuoのような単語帳、または表現集を作ってる感じだなと感じました。(しかもDuoより遥かに多用な表現集)そして驚くことに、これが一度覚えると結構記憶が長持ちするんですよ。定期的に過去の記事の見直しをしたりするのですが、1ヶ月前にやったものがすんなりと出てきたりして驚きます。単語帳の短い例文よりもストーリーが頭の中に入ってくるので覚えやすいんだと思います。やる気の持続もしやすい手法だと思うのでいいですね!
ライティング力アップの参考になれば幸いです。それではHave a good day!


[…] この前の料金体系改定によって無料アカウントだと2台しか使えなくなったので、英文記事による赤マーカーの練習がiPadでできなくなったのが不便です。また私はとりあえずぶっ込むという使い方よりも、分類・整理して使いたい派なのですが、スタックを含めてノートブックの階層が3階層しかできないのも少し不満でした。まぁ有料アカウントになれよってことですね! […]